【今週末!】劇団東京以外第4回公演『猫と針』、今週末エリア543にて!
こんにちは、劇団東京以外(@igai_tokyo)です。
いよいよ今週です!
今週末、劇団東京以外第4回公演が開演します。
当たり前ですが、企画発足は昨年の秋頃(主宰が計画し始めたのはもっと前)・・・あっという間に公演期間がきてしまいました。う〜ん、時間の流れは早い!
今週末、開演!
原作は恩田陸さん。
下記にあらすじも紹介しておりますが、丁寧で繊細な会話劇となっております。私個人の感想ですが、かなり人間臭さがあふれている作品です。ぜひお楽しみください。
猫と針について
高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。引用元:恩田陸 『猫と針』 | 新潮社
公式ツイッターを要チェック!
主宰が「社会人なのですが、演劇を続けるコツってあります?」にお答えします。
こんにちは、劇団東京以外です。
今回は、社会人として働きながら演劇を行っている主宰が「演劇を続けるコツ」についてお答えします。
社会人なのですが、演劇を続けるコツってあります?
こんにちは、夏目です。
社会人やりながらの演劇は問題なく出来ます。「趣味として」とか「社会人劇に入る」とか「個人でサークル作って仲間内だけで楽しんでやる」なら全然問題ないかと。
演劇って、台本と人がいればできちゃうもんです。
サッカーはボールさえあれば出来ると同じ感覚です。仲間内でお客さんを入れないで「自己満足」を満たすためだけにやることも良いんじゃないですかね。
旗揚げなら覚悟が必要
「それじゃヤダ!」って人は、現実には社会人劇団が乱立しているわけですから、そういったところに「所属」して演劇をすればいいんです。「所属」という部分が結構重要です。
自分で劇団を立ち上げるのはかなりの労力と負担が掛かります。身体的にも精神的にも。自分で立ち上げるなら、劇団に対して何かしらの芯というか、軸が必要になってきます。
それを崩さず、なおかつお客様に見せるものを作らなければならない。責任を持たなくてはならない。スケジュール管理も自分が集約する必要がある。
などなど、時間的にも足らず、メンタルも削られていく作業のオンパレードですよ。嫌でも自分の本業に支障がでてしまいます。これ僕自身に対してのブーメランじゃね・・・
所属をおすすめする
でもあなたが社会人として本業をもち、働きながら、ただ「芝居をしたい。演じてみたい」と思っているのであれば、社会人劇団への「所属」は凄く良い環境だと思います。
自分のやりたいお芝居をやっている劇団に入り、主催が企画した公演で楽しくお芝居をする、それだけでいいんですから。
いずれにせよ、多少お金や時間は掛かると思いますが、「気楽に」演劇を楽しむことが出来る環境だと思います。
だからもし社会人をしながら演劇を続けたいなら、「社会人劇団に所属する」これがベストチョイスだと僕は思います。
まあ劇団ていうのは常に人間関係が変わっていくものだと思っているので、いざこざとか男女関係の亀裂みたいなことがあるとスゲーめんどくさいと思いますけど・・・ごにゃごにゃ笑
主宰:夏目優
【最新情報】第4回公演の劇場は『エリア543』です。劇団東京以外、公演やります!
こんにちは、劇団東京以外(@igai_tokyo)です。
定期的に更新させていただいている第4回公演の情報です。
今回は、今ブログで公開している主宰ブログについてお話します・・・!
最新情報
既存台本での公演に決定いたしました。
原作もかーなーり面白いので、ぜひ!
猫と針について
高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。引用元:恩田陸 『猫と針』 | 新潮社
主宰ブログとは
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「ぶっちゃけ」というタイトル通り、主宰がバシバシ言ってます笑。ただ、この問題提起は劇団東京以外が超えなければならない壁であることも事実。
ぜひ主宰がバシバシ言った分、公演を観に来てくださるお客様には、バシバシご意見やアンケートにお答えいただければと!思ってます!
主宰が「演劇経験がないから自信がないけど、役者をやってみたい・・・」に答えます。 - こちらが東京以外でございます。
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こちらは、演劇応援企画ですね。もちろん演劇だけに限らず、主宰もこの中で言っていますが、「やるかやらないかの意思決定」が重要であって。
経験がない、自信がない、だけれどもやる!という姿勢が重要です。演劇に限らず、様々なことに通じるものがあります。とりあえず行動しよう!
劇団東京以外 制作
主宰が「好きな劇作家はいますか?」にお答えします。
こんにちは、劇団東京以外です。
2月17日(金)〜2月19日(日)までエリア543にて第4回公演『猫と針』を上演いたします。サスペンス要素のある会話劇で、いつもとはまた違った雰囲気の劇団東京以外をお見せいたしますよ〜。
それでは、大人気企画『主宰ブログ』のお時間です。
今回は好きな劇作家さんについて語っていただきました。
好きな劇作家はいますか?
好きな劇作家さんということですが、僕も演劇に触れてそろそろで8年くらいですがあまり戯曲を読みません・・・(勉強不足で申し訳ないです)。
「ファンです!」と言うと、各々のファンの方に「にわか乙w」と言われてしまいそうなので・・・あえて好きという区分で回答させて頂きます。
この2名が、僕が好きな劇作家さんです。
改めて好きな劇作家さんの作品を見てみると、「会話劇」という部分以外は作風も笑いどころも芝居においてフィーチャーしたい部分もバラバラですね・・・笑。さて、それでは僕がこのお二方のそれぞれ好きな所を挙げていきますね。
上田誠
上田さんの戯曲で僕が好きなところは「キャッチーな作風」と「演劇特有の堅苦しさを感じさせない」という部分です。
上田さんといえば、映画にもなった「サマータイムマシーンブルース」や「曲がれスプーン※冬のユリゲラー」の戯曲&映画脚本、最近はドラマ・アニメの脚本な ども執筆されています。
映画やテレビで使われるものって、やっぱり映画やテレビをよく見る「世間一般」の人に受けているんだなと思っています。
それが分かるのが、実際に上田さんのお芝居を見た時です。いかにも「芝居している!」といった台詞まわしが非常に少ない。かつ、その辺にいる普通の人が話している感じがする。
ただその中に「ちょっと不思議」がエッセンスとして入っているので、魅力的な物語になるんです。
「現実にありそうなシチュエーション」と「お芝居らしさ」を絶妙なバランスで組み合わせている。それでいて最後に「あー面白かった」「たくさん笑った」とハッピーな気持ちにさせてくれるところに「凄いな!好き!」ってなります笑。
平田オリザ
平田さんの戯曲で好きなところは「共感性を強く感じる」という部分です。
平田さんの戯曲には、特にエッジの効いているエピソードや上記の上田さんのような不思議なエッセンスがあるわけではありません。
例え不思議なエッセンスが加えられていたとしても、それはただ時代背景として用意されているだけで、物語には直接関与してきません。
オリザさんの作品には、その芝居に登場するコミュニティー内の、各々の人間関係だけで物語を構成している作品がいくつかあります。
僕が観た「カガクするこころ」も大学の研究室を舞台としていますが、その内容は「研究室内での人間関係」と「それぞれの人間模様」をフィーチャーしたものでした。
コレだけ書くと「何が面白いの?」と思う人が多いと思いますが、これが面白いんですよ笑!
人のうわさ話を聴いている感じです。話が進むに連れて芝居中にキャラクターの輪郭が表面上だけではなく内面もわかってきて、「こういう人いるいる!」ってすごい共感が持てるんですよ。
特に強い主張があるわけでもないのに、どんどんその舞台上の状況に飲み込まれていく。自分の思考が静かに侵食されていく。そんな感覚になります。
この作品なんかは特に、舞台だからこそ魅力を感じる戯曲だなと思っています。「物語に侵食していく感覚」、「客観から主観に変わっていく感覚」を味わうことのできる演劇は他にないのでは?と思ってます。
少し長くなりましたが、僕の好きな劇作家というか演出家について書かせて頂きました。ご本人様またはファンの方に失礼がありましたら本当に申し訳ないのですが、思いの丈をそのまま書かせていただきました。
ではでは、こんな感じで今日は失礼します。
公演情報
劇団東京以外第4回公演
『猫と針』
作 恩田 陸
演出 夏目 優
日程
2/17(金)19:00
2/18(土)13:00/17:00
2/19(日)14:00
料金 2,000円
劇場:エリア543
主宰:夏目優
稽古場の様子を見てみましょう!第4回公演『猫と針』絶賛稽古中です
こんにちは、劇団東京以外です。
第4回公演『猫と針』は、来る2月17日〜2月19日の3日間で上演されます。劇団東京以外の特徴である「テンポの早い会話劇」の中でも比較的サスペンス要素の強い作品となっております。
本日は、気になる稽古場の様子を見てみましょう。
稽古風景
今回出演する役者陣は、『猫と針』あらすじにも記載されている友人オギワラの葬式に出席する高校時代の同級生を演じます。
衣装合わせや舞台上での動きやすさの確認も兼ねて、この日は喪服に身を包んでの稽古でした。
今回は演出である主宰・夏目優も役者として出演します。演出自身も舞台上に立たなければならないので、ビデオを用いて稽古を進めています。
なぜか対照的な表情をしている2人笑。演出の言葉を聞きつつ、自身の演技についてアイディアを練っているのでしょうか・・・。
ビデオで録画した映像を見返して、修正点を見つけていきながら、当日まで演出を練っていきます。ビデオの便利なところですが、客観的に自分の演技を観ることによって、自分では気づけない癖を見つけることができます。
役者陣の姿はここでも!
公式ツイッターでは、稽古風景ではなく、もっともっとリラックスした役者陣が見られます。ほのぼのとした稽古の裏側もぜひ!
劇団東京以外第4回公演『猫と針』
作 恩田 陸/演出 夏目 優
日程:
2/17(金)19:00
2/18(土)13:00/17:00
2/19(日)14:00
料金:2,000円(ドリンク代200円含む)
劇場:エリア543
制作
【最新情報】第4回公演は2月17日(金)〜19日(日)です!
こんにちは、劇団東京以外(@igai_tokyo)です。
今回のお芝居も、劇団東京以外のコンセプトである『テンポの速い会話劇』なのですが、今までの公演よりもハラハラできるサスペンスタッチの作品となっています。
最新情報
昨年、第4回公演について宣伝していく中で、数回オリジナル脚本での公演と宣伝いたしましたが、主宰の判断により、伝えたい主題が明確である既存台本での公演に決定いたしました。
猫と針について
高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。引用元:恩田陸 『猫と針』 | 新潮社
ラジオもあるよ!
肩の力を抜いて聞いていただければ幸いです。演劇に苦手意識がある方には、劇団東京以外のゆるく敷居の高すぎない演劇論(といってもそこまで論じてませんが笑)をお聞きいただければと思います。
劇団東京以外 制作
主宰が「演劇が日常生活で役に立った経験はありますか?」にお答えします。
こんにちは、劇団東京以外(@igai_tokyo)です。
お久しぶりですが、主宰ブログも再開させていただきます。
演劇が日常生活で役に立った経験はありますか?
皆さんお久しぶりです。。。
やっと公演日も決まりました。情報解禁が遅くなり、大変申し訳ないです。主宰ブログも再開していきたいと思います。
さて今回は「演劇が日常生活で役に立った経験はありますか?」 について答えていきます。
僕の体験談
まず僕の体験談ですが、異業種交流会などの場では、男女問わず「実は芝居をやっていまして」と話すと話題に食いついていただけることが多くて。会話する取っ掛かりとして話が続くコミュニケーションツールにはなってます。 。。。
これは・・・皆さんが思っている「役に立つ」じゃないかもしれないですね笑。
ただ僕の場合、みなさんが想像するであろう役立つ体験、「人前でハキハキ喋れるようになった」と か「コミュニケーション能力が向上した」はあまり感じられなかったです。
でも仮病とか不機嫌そうにするとか「フリ」をすることがうまくなりましたね、これは結構役に立ちます笑。なんでもないです笑!
役立たなかった理由
皆さんが考えるであろう「人前でハキハキ喋れるようになった」「コミュニケーション能力が向上した」という効果が感じられなかったことについて話していきます。
時期が遅かった
1つ目に、演劇に触れたのが大学生からだったことが原因として考えられます。
演劇にはコミュニケーション能力の向上に役立てそうな「感情開放」という手法が良く使われます。
簡単に言うと自分の内々に秘めている感情をあらゆる手段を使って表へ引きずり出し、「その感情を表に出すことは決して間違いじゃない」と、自分の内なる部分を肯定していくものです。
この手法が自我が形成しきれていない小学生~中学生の間に受けていたら、それこそ「コミュニケーション能力が向上した」が実感できたかもしれない。
なぜならその頃って、まだまだ人間的に未熟だからこそ、日常生活で起こる全てが自分の糧として凄い変化をもたらすものになってるでしょう。日常生活も芝居も関係なしに。
ただ僕は大学生になってから演劇に触れてしまった。
ある程度の分別は付いてしまう大人ですから「日常生活」と「芝居上」が違うということがはっきりと分かる。「日常生活での自分」を確立してしまっているから、そこへの影響があまりなかった。
と言うか影響させないように自制していました。だって 20歳になった途端に、キャラ変とか・・・違和感あるでしょ?
役者は台本ありきだと考えている
2つ目は「役者は台本があるから喋ることができる」と考えているからです。
「あんなにスラスラ台詞を喋れて凄いな」
演劇を観ていると役者に対してこんな印象を 抱く人が多いと思います。
さらにこんなイメージを描く人もいると思うんです。
「この人達は日常会話でもこんな風 にスラスラ喋ってるんだろうな」
そんな訳ないわ!
日常会話で1時間30分間途切れること 無く意味のある会話をするなんて出来ないでしょう笑。
役者をやっている人間だって台本がなければ舞台上にいなければ「ただの人」です。そんなスラスラ言葉はでてこないし、ひどい人なんかは舞台上に居なければ自信を持って喋れないなんて人もいます。
ていうか僕がそうです笑。
だからこそ自分としてはあまり「コミュニケーション」にかかわる部分で役に立ったということはないんです。
台本がなければ裸にされたも同然ですよ。
役に立たせたいなら早いうちに!
もし読者の方でお子さんがいる方がいましたら、演劇はおすすめできます。
他の子供とコミュニケーション能力で一歩リード出来るかもしれませんよw
主宰:夏目優