第二回公演終了いたしました。
みなさんおはようございます。
「劇団東京以外」主宰 夏目優です。
この度は第二回公演「日本の大人」が終了したことをご報告いたします。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました!
またSNSなどで告知のご協力いただいた皆様、
このブログを読み続けていただいた皆様ありがとうございました。
さて今回の公演につきまして私からの感想を述べさせていただきます。
今回、私自身初めて抽象劇に挑戦した舞台でありました。
私の基本的なお芝居を作る上でのコンセプトは
「お客様にわかりやすい演劇」を目指して制作しております。
(まだまだ修行中ですので、そのコンセプトに追いつけていないのですが・・・)
ですので、いつもでしたら舞台装置のデザインを決める際はお客様に対しての劇の情報把握のサポートの役割として、わかりやすい具象舞台(実際の部屋などの現実世界を忠実に再現する舞台)の製作を優先していました。
しかし今回あえて、それを変えて「抽象舞台」としたのは一番にはストーリー上「現代と過去が入り乱れている」という点、もう一つは「日本の大人」の戯曲を読んで自分が演出することを考えたときに「枠」というものが舞台のイメージとして浮かび上がってきたからです。この「枠」をどうにか表現したと思った形が今回の抽象的な舞台装置となりました。
(枠のコンセプトについてはhttp://outof.tokyo/stage/2/の演出紹介をごらんください。)
また抽象舞台は具象舞台以上に演出・役者・音響・照明など舞台に関わってくること全てに
体力を使わなければいけませんので、疲労感はすごいありました。
具象舞台では舞台装置だけで補完できたものを役者の演技力と音響の選曲と照明の色使いで補填していかなければなりませんから・・・
正直もう抽象舞台はやらないと製作途中で思ってしまいました!笑
もちろん最終的に本番は演出の役割として見守ることしかできないので役者・音響・照明の方が疲れたよ!と思ってたかもしれませんね笑
まあ色々と、疲れただの、大変だっただのと書いてはおりますが
今回の公演は私として今まで演出をしてきたなかで、
一番やりたいことができた作品だと感じております。
だからこそ
お客様に少しでも
「おとなってなんだろう」
「こどもってなんだろう」
「おとなのふりしてるこどもってなんだろう」
そんな昔、誰もが悩んだ思いを感じて頂けていたらと思っております。
長々と長文失礼いたしました。
今後とも劇団東京以外をよろしくお願いいたします。
主宰 夏目 優