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劇団「東京以外」の公演情報や日々の練習情報をお届けします

主宰が「演劇をやっていて楽しい瞬間はなんですか」に答えます。

こんにちは、劇団東京以外です。

 

お詫び

11月16日(水)更新した記事ですが、反映されておらず、何も記載されていないブログを更新してしまいました。大変申し訳ございませんでした。以下本来水曜日に更新する予定だった記事を掲載いたします。

 

毎週水曜日は主宰に赤裸々な想いを答えていただくコーナーをお送りしています。小生意気な発言が続きますが笑、赤裸々に答えていくことで、演劇について主宰が考えていることが皆さんに伝わるといいな、と思っております。

第三回の今日は「演劇をやっていて楽しい瞬間はなんですか?」という質問に答えていただきました。

 

3.演劇をやっていて楽しい瞬間はなんですか?

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演出と役者に共通するもの

 

※主宰夏目優は作品の演出だけでなく、役者としても活動をしています。

 

お客様からの反応をいただけることです。

特にお客様の空気が芝居の内容とリンクする瞬間を感じることがあるんですが、それがすごく好きですね。自分達が作ったものや発しているエネルギーがお客様に伝わっていること、共感して頂けていること毎公演感動しています

 

 

演出視点からの楽しい瞬間

稽古を積み重ねていく中で、自分の想定していた演出プランが役者やスタッフさんの力でさらに良いものに出来た瞬間は楽しいです。

 

実は僕、自分の表現に絶対的な自信がないんです笑。頭のなかに理想の演出プランがあるのですが、「これは自分しか面白いと思ってないんじゃない か」と思ってしまうことがしばしばありまして。大半の演出家はもっと自分の表現にポ ジティブなはずですよ(笑)

 

そんなわけで、稽古中や本番中に役者・スタッフ陣が自分のプランを超える・・・とは少し違うんですけど笑、自分の演出プランの延長上でさらに面白いエッセンスを加えてくれると「自分のものだけじゃない表現」 になっている感じがして楽しいです。

 

俺、今クリエイティブなことしてる!

って感覚になるんで楽しいです(笑)

 

・・・今書いてて思いましたが、保険かけてるみたいですね。「この演出は自分だけのものじゃない=面白くなくても自分だけの責任じゃない」みたいな。卑怯だな笑。

 

反省します

 

役者視点からの楽しい瞬間

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「舞台に立った時に違う人間として存在してる」のが楽しい瞬間ですね。

凄い不思議な感覚ですが、普段なら自分がしないであろうことがその役として演じれば自然と出来てしまうんです。もしくは稽古を積み重ねて役を理解することでできるようになる。

 

一人の人間を形成していくという過程は演劇ならではの作業だし、すごく奥深くて楽しいものだと思ってます

 

と言いつつ、

正直な話、大学時代に役者をやってたときに良い演出家に出会うことができなくて、悪いイメージが頭の中に多いです小生意気な発言ですが笑、なんのロジックもない、説明もない稽古が多すぎたと感じているので。まあ、学生時代の話ですから、当たり前なのかもしれないですが・・・。

 

かつてのそんな経験から楽しいという感覚は記憶の底にあるんですよね汗。

 

役者視点の楽しい瞬間が少ないな~と我ながら思ってます笑。

でも役者やってみたいと思ってる皆さん、大丈夫です!良い演出家に当たれば嫌な思い出なんてないと思いますから(笑)

 

主宰:夏目優

文章:制作