主宰が「稽古中ってどんな雰囲気なの?」に答えます。
こんにちは、劇団東京以外です。
▲過去公演 稽古風景
今回も主宰が演劇に関する質問に赤裸々に答えていくコーナーがやってまいりました。現在稽古真っ最中の劇団東京以外。お忙しい中主宰の夏目優から丁寧な回答が返ってきましたよ。
4.稽古中ってどんな雰囲気なの?
稽古中の雰囲気ということですが、よくドラマとか映画とか報道とかであるようなピリピリした空気感というのはあまりないですかね。この書き方だと真面目にやってないんじゃないかと誤解されるかもしれませんね笑
ピリピリ感より自由な発想を
なんといいますか、私があまりピリピリとした雰囲気で稽古することが得意ではないのと役者自身が自由な意見やより良くしたいという想いを発言しやすい空気感を大事にしたいと思っております。
役者との距離を大切にしたい
なので私も役者との距離を近く持ち、なるだけ役者のモチベーションを高い状態で保つことを重視して稽古を行いたいと思って稽古中も気を使うといいますか笑
役者の上に立つ演出というよりは、役者と同列も しくは役者の下に立って演出していますね。
全くピリピリしないは嘘になる
ただこのようには書かせて頂いていますが、ピリピリする時もごくたまにあるんですよ。
私が芝居をつくる際の根底として「お客様に伝える意識」を大切にしています。役者にも稽古中、その意識だけは持っていてほしいと思っています。
なので、その意識が見えない芝居をした時はしっかりと役者の上に立つ演出という存在としてダメ出しを伝えます。
主宰:夏目優
文章:制作