ワークショップに参加してみよう!劇団の特徴を知ることもできるワークショップのススメ。
こんにちは、劇団東京以外です。
本日金曜日は劇団東京以外の制作担当による演劇アレコレです。
劇団東京以外の制作として、演劇の世界に再び顔を突っ込んだ私ですが、もともと役者として活動をしたくて、数々のワークショップに参加してきました。
かつての私は「ワークショップで傷跡を残したい!」という痛々しい目標を掲げてワークショップに参加していたのですがw、そんな傷跡を残さなくとも、大変有意義な時間を過ごすことができるのがワークショップです。
ワークショップってなに?
ウィキ先生によると、このように説明されます。
ワークショップは、学びや創造、問題解決やトレーニングの手法である。参加者が自発的に作業や発言をおこなえる環境が整った場において、ファシリテーターと呼ばれる司会進行役を中心に、参加者全員が体験するものとして運営される形態がポピュラーとなっている。会場は公共ホールや、スタジオ、美術館やカルチャースクール、ビルの1室、学校の教室を利用するなど様々。
workshopとは、本来「作業場」や「工房」を意味するが、現代においては参加者が経験や作業を披露したりディスカッションをしながら、スキルを伸ばす場の意味を持つようになっている[1]。
具体的には、ものづくり講座、音楽ワークショップや演劇ワークショップのような身体表現における学習と作業参加の場や、各種体験セミナー、科学や技術教育、人権教育のような各種教育ワークショップのようなものがある。ヨガや瞑想教室、陶芸教室などの身体で体験する教室や機会にも、この呼称は使われる場合がある。
ざっくりと言えば、演劇においてワークショップは「稽古疑似体験」といったところでしょうか。目的によっても色々なワークショップがありますが、基本的にはその劇団や主催者の行う稽古や演技手法を実際に体験できるものです。
私が今まで経験してきたワークショップは、例えば演劇手法を説いた本を愚直に体験してみるワークショップ(呼吸法や体の動かし方)や、コメディ劇団でごりっごりの任侠台本を任侠っぽくない人がやるとか、お題だけ与えられて初めて会った人とアドリブで演技したりだとか、です。
ワークショップで体を動かしてみよう
ワークショップの醍醐味は「自分が実際に体験できる」ところにあると思うので、面白そうだな、と思ったら飛び込んでみるといいですよ。体を大きく動かすことを目的としたワークショップへ行けば、自分が知らない体の動かし方を経験することができるかも?!
実際、ダンス未経験者と体を動かすワークショップを神奈川芸術劇場にあったチラシで見かけたことがあります。私は当時参加することができなかったのですが、行けばよかったなと。
「ダンスなんてハードルが高いな~」と思っているのは自分自身だけだったりするので、意を決して飛び込めば違う世界が開ける、それがワークショップの良いところだと思っています。
ワークショップで劇団”らしさ”を知ろう
また自分が体感するばかりではなく、ふと俯瞰でワークショップの風景を見てみると、その劇団のカラーが見えてくることもあります。だからその劇団の芝居を観たことがなくても、実際ワークショップの後に公演を観に行くと腑に落ちることは多々あります。
実際私は、すごくやわらかな雰囲気の主宰の方の芝居を観に行くと、全体的にとってもやわらかな居心地のいいお芝居を観ることができました。社会派っぽい印象を受けた人の脚本はテーマがとてもずっしりしていたし、にじみ出るな~と思いました。
「この劇団の芝居、どうかなあ・・・?」と思った時、公演より前に劇団主宰のワークショップが開催されていたら、先にワークショップに参加するのもおすすめです。
最近、劇団東京以外でワークショップを開いたら、どんなワークショップになるのだろうと妄想しています。主宰の雰囲気はどう伝わるんだろうなあ。
芝居にふれるなら、まずは楽しむこと
観客として公演を観る場合でも、ワークショップとして実際に演劇を体感する場合でも、まずは楽しむことが大切です。
時々次回公演のオーディションを兼ねたワークショップが開かれていることもありますが、そのような場合でもオーディションだと身構えすぎずに楽しむことを最優先に体感することをおすすめします。
ワークショップだけに参加しても、劇団の人が困った顔をすることはほぼないので、体感したい!ただそれだけの欲で参加しても、全く問題ないでしょう。
「参加してみたいな~」
そう思ったら、いざワークショップへ!
▼コリッチ舞台芸術にワークショップ掲示板あります!
制作:青梅